誌上会員総会 特別号2

懇親会 各地句会紹介

小樽句会           山下 之久

 小樽句会は平成27年1月、朝妻主宰と酒井事業部長の強い後押しをいただき発足しました。 本年9月現在、小樽在住男性2名・女性3名の5名で、平均年齢は81歳です。ほかに、酒井事業部長と髙木哲也さんに補助会員として通信形式で参加していただき、浅川副主宰に指導を仰いでおります。
 句会は毎月第4火曜日に行いますが、この9月で句会報は第68回となりました。毎回毎回の副主宰のご指導は懇切丁寧で成る程!と思うのですが、次回になると同じご指導をうける有様で大変反省しております。
 本年9月23日の句会には浅川副主宰はじめ、浅川悦子・酒井多加子・志々見久美・寿栄松富美・住田うしほ・髙木哲也・春名あけみ・福長まり様という「雲の峰」の重鎮の皆さま方にお越し頂き指導を頂きました。浅川副主宰の気力と私どもに対する真摯な姿勢には心を打たれました。
 寿栄松さんが左肩を骨折するハプニングがありましたが無事お帰りになられたとのことでほっと致しました。


けやき句会          三代川次郎

 けやき句会の設立のきっかけは1998年(平成12年)11月に行われた東京上野動物園での吟行。関西から朝妻主宰を始め多くの会員が上京し開かれました。
 当時は東京句会と言っていましたが、翌99年の1月から句会場である上野文化会館の脇にあった欅の木から句会名を「けやき句会」としました。
 句会参加人数が三名という時もありましたが、お蔭様で今年の11月で満20年目、このように継続できたのも句会に参加してくださっている皆様のおかげです。これからも長く続けられるよう皆様のお力添えを頂きたいと思います。


たけちよ句会         向中野きい

 たけちよ句会は、 地元に「雲の峰」の句会をと、故足立山歩氏が熱い思いで奔走され、平成二四年四月に発足しました。第一回句会は桜満開の日に主宰や指導部の方々も出席してくださって愛知県の岡崎で行われ、徳川家康の幼名から「たけちよ句会」と命名されました。写真は発足当時のものです。山歩氏が逝去された後は通信
句会となり、主宰のご指導のもと、愛知県の四名と群馬県の一名の他、指導部の方々にも加わっていただき、現在は九名で活動しています。通信句会ですが、主宰や皆様をお迎えして愛知県で句会が開ける日が来るのを楽しみにしています。


にほ句会           池谷百々代

 にほ句会は平成二八年一月九日に滋賀県の野洲で浅川副主宰のご指導の下に発足致しました。滋賀での句会は初めてでしたので先ずは会員集めや会場や会の名称を決めたり立ち上げの際の様々な事を思い出します。あれから四年九ケ月が経ち当初は九名の会員が現在二十名となり和気藹々と学んでおります。当初より他結社の方がおられるのが特徴です。「雲の峰」とは違う句柄に接することも勉強になります。副主宰は一句一句を丁寧に選評して下さるので他結社には無い魅力の様です。これからも副主宰のご指導の下に学んでいきたいと思います。


まほろば句会         吉村 征子

 まほろば句会は「なら句会」の妹分として発足しました。発足時八名、現在二十一名となりました。昨年より浅川副主宰の懇切丁寧なる指導を頂き、事前投句事前選句を以て句会に臨み先生の選や講評を頂き互選の選評を交わし合い粛々と和気藹々と進行しています。
 今秋、東大寺へ吟行し大仏の膝下まで登壇させて頂き大仏をつぶさに拝観し御僧による懇ろな案内や解説をお聞きしました。蓮華座には毛彫りの「蓮華世界図」が描かれ僅かに残る金箔に開眼当時の大仏がいかに荘厳であったことかと思いを馳せました。
 この地で俳句を学べることに感謝し俳句を楽しみつつ精進していきたいと思います。


なら句会           谷野由紀子

 なら句会は平成9年に奈良町の古刹徳融寺で発足しま
した。現在は17名。近鉄奈良駅近くの女性センターが会場です。駅を上がると行基さんの噴水待合せポイントです。
 会場近くの男坂をのぼるともう興福寺。北円堂、香煙の絶えない南円堂そして五重塔がいつもやさしく迎えてくれます。
 句会では真剣かつ和気あいあい、句のどこが問題かも都度考え学んでいます。
 コロナウイルスが落ち着きましたら、句会に是非お出かけください。


すみれ句会          中谷恵美子

 すみれ句会は平成26年に渡辺政子様のお世話で始まりました。今では総勢25名ご参加いただき、メール句会を中心とし、年に何回か句会を行つています。先日は桜井市に聖林寺を訪ね、天好園で句会を行いました。
 聖林寺では住職で「雲の峰」会員の倉本明佳さんにご案内をいただきました。国宝十一面観音菩薩像はフェノロサがその気高さに驚嘆し、焼討・火災などか守る可動式厨子を寄進されています。私達もこの美しい尊い観世音に感動し祈りを捧げました。


うらら句会          中川 晴美

陶芸仲間七人から始まった小さな句会でしたが、お蔭様で一八九回を迎えることができました。現場でご選を戴きますので、文法のご説明や表現などを電子辞書で引きつつ真摯に且つ和気藹々と学んでおります。
 また生駒市自主学習グループに所属している関係で、広報紙への掲載や活動支援の補助も賜っております。役員などは句歴の長い方に担当していただき、運営に貢献していただいております。会場は駅から徒歩五分ですので、飛入りのご参加も歓迎です。


桜井RC句会         中谷恵美子

 桜井ロータリークラブ俳句同好会は平成27年11月、朝妻主宰、渡辺政子同人をお迎えしてスタートしました。ロータリークラブは「奉仕の理想」を柱に社会に活動する組織です。奉仕活動においては、会員同士が親睦を深め相互を理解する事が重要です。
その奉仕の理念のもとに桜井RC俳句同好会も集まっております。初心者ばかりの集りではありますが、先生のご指導のお蔭で、会員皆で楽しみながら俳句を学ぶという有意義な句会を行っています。これからも、俳句が会員の親睦をはかり、社会への奉仕活動への一助となるように意義のある句会を目指したいと思います。


こはる句会          中川 晴美

うらら句会の人数が増え、初心者や高齢者が多いということもありまして清記・選句に時間が掛かり過ぎて進行に支障をきたす様になりました。そんな折に妹句会として誕生したのが当会の始まりです。勉強会という形で皆様からの選評やご意見をお聞きしながら進めておりますが、早いもので百三十五回を迎えました。
 発想の面白さや想像の新鮮さに気づかされこちらが学ばせて頂くこともしばしば です。年に一、二回は和楽の場を設け懇親を深めておりましたが、今はそれも叶わない状況ですので、工夫を凝らしつつこれからも「楽しく学ぶ」をモットーに、厳しさの中にもほっこりとした句会でありたいと願っております。


てまり句会          原  茂美

 てまり句会は和歌山市ふれ愛センターを会場に欠席投句の方を含め九名が俳句を学んでおります。年に二回の食事会を兼ねた暑気払い・年忘れは、会員のご都合もあり句会の前に行いますので句会が始まる頃はおなか一杯で……というのんびりした句会です。早いもので十月より十一年目に入ります。十周年記念吟行を予定していましたが、もう少し落ち着いた頃に皆さまと一緒に楽しみたいと思います。


いばらき句会         浅川 悦子

 十月で句会報195号を数える「いばらき句会」です。現在21名で毎月第2水曜日茨木・穂積コミュニティセンターで開催しています。和気藹々で和やかな句会ですが真剣に俳句に取り組んでいます。学習する結社「雲の峰」としての主宰の指導のもと「学んでいる」いばらき句会です。
 句会後の庄助さんでの反省会(?)では会員相互の親睦を深めておりましたが、その庄助さんもついに閉店。主宰・雅應さん・弥観さんなどは新しい居場所を探しているようです。そんな「いばらき句会」への多くの方の参加をお待ちしております。


聖天句会           堀いちろう

 聖天句会は回を重ねて十一月に百九十七回を迎えます。 現在は堂島川と土佐堀川とに囲まれた中之島にあります、大阪市中央公会堂を会場とし毎月第三月曜日に主宰のご指導のもと十七名の会員の皆さんと学んでいます。
 市の中心部でありながら緑が多く近くにバラ園や図書館もあり、十二月には公会堂周辺や御堂筋のイルミネーションなども楽しんでいます。皆さまのご参加をお待ちしております。


春耕大阪句会         酒井多加子

 盤水先生の七回忌が営まれた折に、盤水先生のご恩や春耕の諸先輩方のお心遣いにお応えすべく、春耕会員用の句会としてスタートしたのが、春耕大阪句会です。目標は、真に勉強の場になる、参加するたびに得るものがある句会。会場は大阪市中央公会堂です。
 ここは日本有数の公会堂建築で、鉄骨煉瓦造り、地上三階・地下一階建。大阪市役所、中之島図書館、東洋陶磁美術館、中之島公園などが並びます。公園には薔薇園などもあり、句会の前後の時間の周辺吟行も楽しみの一つです。
 コロナでしばらくは通信句会で対応しております。九月には四四号の句会報を発行致しました。


墨酔会           高野 清風

 墨酔会は8月号をもって234号となるので約20年の歴史を持つ。 会の特徴は昼間仕事を持っている人のために、句会が第3月曜日18時から21時に行われることです。
 句会後に打上げをするには遅すぎるので、句会前、あるいは句会中にも自由に飲食が許されます。現在投句者は14名ですが欠席投句も何名かあるので出席者は7~8名でサロンのような雰囲気です。各自選評や、主宰への質問を自由におこない小人数ならではの充実した学習の機会があります。昼間時間が持てない方は是非ご参加ください。
 事務局は現在笛吹氏が担当しています。


かきもり句会        酒井多加子

 「春耕かきもり句会」は平成七年五月七名でスタートしました。毎月第一土曜日午後からです。関西で「春耕」の句会が欲しいとの事と伊丹の柿衞文庫を会場として使用させて頂くことから名称は「春耕かきもり句会」とし、令和二年九月には二九五号の句会報を発行しました。
現在三五名(欠席投句含む)の会員が和楽の中で学習致しております。句会終了後に駅近くの店での俳句談義も楽しみの一つとして定着しています。コロナ禍で数ヶ月の通信句会を余儀なくされましたが、句会再会でほっと
しております。主宰と副主宰に講評頂ける学習の場を大変有り難く思います。地域の句会にも参加しながら、もう少し何処かの句会で学んでみたい方、どうぞご参加お待ち致しております。


かわらぎ句会         宇利 和代

 かわらぎ句会は平成六年十二月に発足しましたが、翌年一月の阪神淡路大震災で大被害にあい、中止になりました。平成八年六月に再開されました。 会員は二十数名でした。みんなで句会の出来る喜びを実感しました。当時のメンバーとは変わりましたが、今は十三名です。
 「俳句は一日一行の自分史、日々折々の驚きや感動を一七文字に」 と言う教えを守り、楽しく勉強しお互い元気で明るい句会を目指しています。新型コロナウイルスのため、市の文化祭は中止になりましたが、来年にはまた参加して多くの人に俳句を知って頂きたいと思っています。


かわらぎ月曜句会       宇利 和代

 かわらぎ月曜句会は平成十九年、月曜日しか参加できない人のために勉強会として始まりました。第一月曜の午前中の句会です。吟行にはなかなか行けないのですが、平成二三年四月、桜の咲き始めたころ当時会員だった昌子さんが、ふる里名塩へ案内してくれました。人間国宝の谷野剛惟さんの工房を訪ね「溜漉」という漉き方を見せていただき、紙の原料のこと、また、用途など聞かせていただき有意義な一日だったことが思い出されます。
 句会は今まで通り短冊を回し、清記・選句・披講へと進みます。このような句会の進め方をしているのは今ではかわらぎ句会だけだとのことです。


あるふあ句会         宮永 順子

 あるふあ句会は平成六年にスタート、今年二十七年目に入りました。会場は何度か変わりましたが、平成二三年に開設されたのを機に北神区民センターに移し今に続いています。長い年月に入れ替りはありましたが、現在会員は六十代から九十代までの十五名です。
 句会報は令和二年九月で三一七号発行となりました。
 新型コロナウイルスに心の落ち着かないこの頃ですが、これからも皆が元気で楽しく学んでいきたいと思っています。 


新居浜如月句会        深川 隆正

 平成14年、初心者教室を受講した人たちが集まり発足しました。其の後結社「花」に入会しましたが、2年前に主宰が逝去され残念ながら解散となりました。会貝は次々と入れ替わりましたが、句会だけは引き続き継続しております。
 私は長男の住む西宮市の図書館で俳誌「雲の峰」を拝見して入会しました。発表する機会の無い会員に入会を勧め約半数の方が入会してくれました。花見会、作品展、忘年会など親睦を深めて居ります。
 長岡静子・阿部勢津子・岡田伸子・越智勝利・小渓節子・坂本靖子・神野信美・鈴木美知子・妹尾ひとみ・高橋美智子・布谷仁美・松本英乃さんなどが現在のメンバーです。


みなと句会          酒井多加子

 平成一九年七月、神戸婦人大学OBの親睦会で俳句を学びたい数人が集まって発足した句会です。句会名はみなとに近いことから「みなと句会」となりました。会場は楠木正成を祀る湊川神社西側の神戸市福祉センターで毎月第三火曜日午後より一五名の会員で学習しています。
選句の後には自身の選を自分で披講します。令和二年九月には一五九回の句会報を発行致しました。
 句会の前後に湊川神社をお参りさせて頂き、ホルトの樹や柞の杜、さざれ石などを散策するのも楽しみの一つです。楠公さんの樟の木の四季に癒されながら句会を楽しんでいます。


肥後椿句会          岡山 裕美

 肥後椿句会は十二月で丸十四年になります。会員は七名です。吟行後通信句会の形で苦吟しながらも毎月楽しく学んでいます。コロナ禍でこの半年は吟行が中止となり皆様と会えず寂しい限りです。
 浅川副主宰には時々熊本までお越し頂き直接ご指導頂いています。その時、会員は生き生きとなり副主宰に質問したり、話を伺ったりし、副主宰の一語一語に感動しております。
 七月の豪雨災害で「雲の峰」の皆様よりご心配頂きありがとうございました。また熊本へ遊びにお越し下さい。


屋久島俳句会         島津 康弘

 屋久島俳句会は十二年目になります。メンバーはこのところ6名と安定。このうち「雲の峰」の会員は三名です。毎月の会場は句会メンバーの洋子さんがオーナーの喫茶樹林。句会の選句結果はBeachブログのサークルにて共有しています。(但し閲覧はメンバーのみ。)また、
各メンバーの代表句はGooブログに掲載しています。
 屋久島といえどもコロナの影響は避けられず、観光客は激減。句会も通信句会がつづいています。しかし、おかげさまで、屋久島の森からの豊富なフィトンチッドの殺菌作用により守られているようで、全員元気に作句に励んでいます。


むしかり吟行句会       奥野 雅應

 協和をもって歩けることに感謝をし、目に耳に肌に感じる物との会話を十七文字にまとめられたらと思います。
 浅川副主宰主導で発足した吟行句会ですが、現在は副主宰に変わって播广・春名・奥野が役割分担をして第三日曜日に近畿一円の低山登山吟行を開催しています。登山愛好家の楽伍会関西支部のメンバーと協同して安全に十分配慮しています。昼食後のドリップコーヒーが至福の一時です。バーチャル作句も受け付けています。お気軽にご参加下さい。


のぢぎく吟行句会       酒井多加子

 のぢぎく吟行句会は、自身の住んでいる界隈のことをもっと知りたい、句に詠んでみたいとの思いから始まった月一度の通信句会です。吟行のあと七句投句、主宰の選を頂いたあとに句会報を発行しています(九月で一六〇回)。今では宿泊の吟行も組み込んでいます。
 「雲の峰」誌の行事予定をご確認頂き、参加出来そうな時はご一報下さい。集合場所等のご案内を送信いたします。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、を大いに働かせて佳句が詠める様に吟行を楽しみたいと思っています。


シリウス宇宙句会       中川 晴美

 シリウス宇宙句会は、「雲の峰」のホームページを通して参加する会員専用のバーチャル句会です。毎月十日締切り・十五日発表。小樽・筑波・群馬・東京・長野・松江・屋久島など全国の方々からご投句を賜っております。
 主宰監修のもと平成十二年に発足し、お蔭様で四〇五回を迎えることが出来ました。
 副主宰には二〇一六年九月よりお世話になっております。副主宰のご選はやや辛口ではございますが(笑)、毎回一句一句に丁寧なるご選評を賜り、そのご指摘やご説明は正に目から鱗そのものでございます。これからも、まだまだご指導を賜りたい所でございますが、今後はご体調管理に全力を尽くされるとのご意向でございますので、誠に残念ではございますが十月が最後のご指導となってしまいました。ご体調の優れない時も変わらず、皆に解りやすいご指導を賜りまして本当にありがとうございました。感謝を申し上げますと共にご快復を切にご祈念申し上げます。
 居ながらにして学べる句会。再び主宰のご指導を賜ります。ウイルス禍の現在にマッチしたバーチャル句会です。皆様のご参加をお待ち致しております。