シリウス宇宙句会(3月15日更新)
シリウス宇宙句会は「雲の峰」メンバー対象のバーチャル句会です
<第456回 作品集>
A01 ふらここにただ揺れてゐる二人かな
A02 鞦韆や性格違ふ姉妹
A03 アルプスへ向くふらここに長き列
A04 ふらここの窪に光れる水溜り
A05 鞦韆や下から上るロープウエイ
A06 公園のふらここ使用禁止札
A07 鞦韆のそばにリカちゃん忘れらる
A08 ふらここや抱きて揺らせし子もはたち
A09 鞦韆を乗りこなす子の土煙
A10 ふらここや少し揺れゐる夕間暮
A11 鞦韆や長く降りない男の子
A12 ぶらんこを揺らす巡礼親子かな
A13 ブランコに石ころ二つ座りけり
A14 ふらここの子の背押しやる昼下り
A15 ぶらんこの子の背小し柔らかし
A16 ふらここは低学年に譲りけり
A17 ふらここの鉄の鎖の錆著し
A18 ふらここを女児と男児が競ひ合ふ
A19 ふらここを漕ぐでもなしに婆二人
A20 児を背に母の押しやる半仙戯
A21 ふらここや父と子の声暮れてなほ
A22 ふらここに一番乗りやじやんけんぽん
A23 ぶらんこに駆け出していく姉妹
A24 鞦韆に座し懐かしむ老いの夕
A25 しあはせの形さまざま半仙戯
A26 子ら去りしふらここそっと漕いでみる
A27 ふらここにリズムをつけてこぎだしぬ
A28 街灯に軋むぶらんこ影ふたつ
A29 子ら去んでしばしふらここ揺れ残る
A30 ふらんこを空へ飛ぶかに立ち漕ぐ子
A31 鞦韆に腰掛けてただ空仰ぐ
A32 ふらここや母の声する夕餉前
A33 来し方へふらここ往きつ戻りつす
A34 ふらここやお迎へまでの小半時
B01 春暁や二度寝の夢に語る考
B02 雨だれの音に目覚めし春曙かな
B03 春暁に影絵の如く船来る
B04 春暁や鳥を見に行く話して
B05 春暁や漁船の音の遠くより
B06 春暁のジョギング猫が後を追ひ
B07 春暁や道に迷ひて目覚めけむ
B08 春暁の湖面に薄く靄かかる
B09 春暁の荒湯に浮かぶウィンナー
B10 春暁や厨に匂ふ焼き卵
B11 春はあけぼの老来をもて余し
B12 春暁や玻璃のくもりにのの字書く
B13 春暁の海に出でゆくいさり舟
B14 春暁の昏きを沖へ漁舟
B15 春暁や朝事参りの人の影
B16 春暁や駅に急ぎし人の影
B17 春曙夫の自転車点灯す
B18 背伸びして蒲団はみだす春曙かな
B19 春暁の一番列車高校生
B20 春暁の少し手前に床に就く
B21 春暁のしばしを夜具に親しめり
B22 春暁の九官鳥のまね言葉
B23 春暁や新聞受けに小き音
B24 春暁やひときは高き時の塔
B25 春暁や雀弾みて声こぼす
B26 春暁や白む生駒峰神々し
B27 春暁や靄に薄るる船の水脈
B28 春暁の空に太白探しけり
B29 船旅の春暁にはぬ魚どち
B30 春暁や目覚めて又も一寝入り
B31 春曉や庭木は未だ眠りをり
B32 春暁や配達終ゆるまで少し
B33 春暁を群れてしば鳴く雀どち
B34 春暁やけふの一と日のいとほしき
C01 碁敵の眠る黄菫囲む墓
C02 春風やパパにシュートの決まりたり
C03 新しき菓子屋を探す二月尽
C04 桃色の椿を供花に道明寺
C05 たんぽぽや昔戦のありし丘
C06 薄氷の池に光のまろびたり
C07 幾重にも高く飛ぶ鳥花菜風
C08 とりどりの靴紐映ゆる春ひと日
C09 小綬鶏の声に応ふる峠みち
C10 春嵐進路変更ままならず
C11 堵梅にも今盛りなる野梅かな
C12 水温む園の歓声あふれけり
C13 炊き上がる菜飯の湯気のうすみどり
C14 臥す妻に猪口に一匙菜飯かな
C15 校庭に一匹のやぎチューリップ
C16 八代亜紀の雛を飾りて新庁舎
C17 我が想ひ託す椿の九重に
C18 咲き乱れ川面に黄置く迎春花
C19 鄙びたる庭に随処に冬菫
C20 竜天に昇り噴煙撒き散らす
C21 落椿往古を辿る唐櫃越
C22 木々の間の水面光りて笹子鳴く
C23 手を振りし余韻の残る春手套
C24 仲直りの糸口さがす暮の春
C25 手づくりの大福供ふ彼岸かな
C26 たんぽぽや蝦夷地の墓に黄をいろふ
C27 柔らかき日差しの届く春炬燵
C28 芽柳の白川沿ひに異国人
C29 国宝の城を真近に苗木市
C30 陽を浴びて鮎の撥ね飛ぶ上り簗
C31 きらめきて木の芽が宿す雨の粒
C32 言ふことを聞かぬ猿や梅の苑
C33 鐘楼へ向かふ坂道あしび咲く
C34 観音の指の先から花の雨
以上
<第455回 披講>
<11点>
藤田壽穂・島津康弘・上西美枝子・春名あけみ・板倉年江・角野京子・田中よりこ・関口ふじ・金子良子・髙松美智子
山内英子
和箪笥の引手の重き余寒かな 谷野由紀子
<8点>
三澤福泉・板倉年江・伊藤月江・斎藤摂子・金子良子・山内英子・日澤信行・星私虎亮
春浅し湯煎で溶かすれんげ蜜 関口 ふじ
三澤福泉・うすい明笛・原田千寿子・上西美枝子・伊藤月江・田中よりこ・木村てる代・髙松美智子
浅春の風尖りゐる宮の跡 谷野由紀子
<7点>
小澤巖・島津康弘・大塚章子・板倉年江・木村てる代・金子良子・髙松美智子
道切の幣の真白き寒九かな 今村 雅史
<6点>
谷野由紀子・瀧下しげり・大塚章子・山下之久・藤原俊朗・関口ふじ
下萌や児は母の手を振りほどき 三澤 福泉
<5点>
うすい明笛・西岡みきを・谷野由紀子・田中よりこ・関口ふじ
梅が香やいつしか共に五十年 大塚 章子
谷野由紀子・上西美枝子・角野京子・田中よりこ・斎藤摂子
一つ家に玄関二つ梅ふふむ 今村 雅史
小澤巖・藤田壽穂・島津康弘・原田千寿子・五味和代
火渡りを終へ踏みしむる春の雪 板倉 年江
<4点>
松井信弘・関口ふじ・浜野明美・日澤信行
起伏富む丘を染めゆく匂草 うすい明笛
上西美枝子・大塚章子・関口ふじ・星私虎亮
梅香る宮に神馬のポニーかな 角野 京子
藤田壽穂・原田千寿子・瀧下しげり・金子良子
梅ふふむ試飲に巡る酒蔵に 上西美枝子
小澤巖・うすい明笛・五味和代・日澤信行
びつしりと祈願の絵馬や梅香る 浜野 明美
住田うしほ・瀧下しげり・木村てる代・斎藤摂子
瀬の音をたどれば一宇梅にほふ 小澤 巖
田中よりこ・中村克久・山下之久・五味和代
紅白の梅の香ほのと慰霊の碑 原田千寿子
住田うしほ・谷野由紀子・伊藤月江・中村克久
浅春の紬の里の糸車 春名あけみ
<3点>
伊藤月江・山内英子・星私虎亮
春浅し膝に木彫りの粉こぼす 木村てる代
木村てる代・斎藤摂子・髙松美智子
小阜は継体御陵梅白し 朝妻 力
三澤福泉・うすい明笛・松井信弘
梅が香や光穏しき二月堂 中谷恵美子
角野京子・西岡みきを・山下之久
梅が香や独り歩きで園二周 日澤 信行
今村雅史・上西美枝子・中村克久
梅の香や巫女にいただく大社札 三澤 福泉
三澤福泉・角野京子・日澤信行
露天湯の明かり落として雪を見る 山内 英子
板倉年江・松井信弘・山内英子
初午や喜寿に僅かな願ひ事 髙松美智子
三澤福泉・板倉年江・西岡みきを
軽やかにとカットを頼む春心 瀧下しげり
谷野由紀子・瀧下しげり・大塚章子
保存樹の芽吹く宮居に力石 角野 京子
<2点>
春名あけみ・浜野明美
白梅の匂ふや闇に浮き立ちぬ 住田うしほ
春名あけみ・藤原俊朗
箸は右はさみ左で梅の花 関口 ふじ
春名あけみ・山下之久
梅咲いて向かふセンター試験かな 山内 英子
小澤巖・大塚章子
浅春や軽く浸せるティーパック 伊藤 月江
藤田壽穂・春名あけみ
浅春や剃刀負けの顎うづく 小澤 巖
山下之久・西岡みきを
まだ素手に冷たき風や春浅し 浜野 明美
住田うしほ・金子良子
隧道を出れば山峡浅き春 中村 克久
今村雅史・藤原俊朗
力士埴輪は土師氏の名残春深し 朝妻 力
松井信弘・五味和代
浅春や一人占めなる殿様湯 島津 康弘
西岡みきを・浜野明美
砂浜に人影まばら春浅し 松井 信弘
藤田壽穂・住田うしほ
記紀の世のこゑのびやかに春の鳶 朝妻 力
小澤巖・中村克久
盆梅の手塩にかけし樹形かな 五味 和代
日澤信行・星私虎亮
春宵の豚まん匂ふ中華街 春名あけみ
今村雅史・山内英子
梅の寺一茶の遺す俳句二句 斎藤 摂子
うすい明笛・原田千寿子
斎の膳に色を添へゐる蕗の薹 中川 晴美
<1点>
五味和代
鋭き風に蕾の固き野梅かな 板倉 年江
原田千寿子
早世の姉の名冠す亮梅園 瀧下しげり
瀧下しげり
梅の香に誘はれ少し回り道 五味 和代
今村雅史
春浅し小指のしびれ繰り返す 斎藤 摂子
島津康弘
漬物の程よき辛味浅き春 星私 虎亮
斎藤摂子
春浅し種々の壁ある再雇用 山下 之久
星私虎亮
春浅し午後は紅茶とカステイラ 金子 良子
藤原俊朗
浅春や里の市場は消え空地 うすい明笛
中村克久
室の津の古墳でありぬ梅林 木村てる代
浜野明美
雲低く垂れこむる朝春浅し 大塚 章子
木村てる代
春浅し川瀬きらめく梓川 三澤 福泉
島津康弘
春淡し流れに鈍く薄日撥ぬ 住田うしほ
伊藤月江
船島を指呼に海峡霞たつ 小澤 巖
髙松美智子
山畑に孤をなす煙寒明くる 浜野 明美
藤原俊朗
路地裏に春椎茸の焼き香 住田うしほ
浜野明美
節分の明けて窓辺に豆八つ うすい明笛
今村雅史
早朝の庭半分にクロッカス 日澤 信行
住田うしほ
薄氷を撫でては沈む魚の鰭 星私 虎亮
角野京子
大根餅の焦ぐる建国記念の日 関口 ふじ
松井信弘
浅春や猫展ひらくジュンク堂 伊藤 月江
以上
<主宰選>
=特選=
梅香る宮に神馬のポニーかな 角野 京子
びつしりと祈願の絵馬や梅香る 浜野 明美
瀬の音をたどれば一宇梅にほふ 小澤 巖
梅咲くやぼうと汽笛が昇りくる 島津 康弘
庭に溶け込む月ヶ瀬の枝垂梅 中川 晴美
浅春や軽く浸せるティーパック 伊藤 月江
春浅し午後は紅茶とカステイラ 金子 良子
浅春の風尖りゐる宮の跡 谷野由紀子
浅春の紬の里の糸車 春名あけみ
池の辺に小さき稲荷辛夷咲く 中谷恵美子
火渡りを終へ踏みしむる春の雪 板倉 年江
道切の幣の真白き寒九かな 今村 雅史
大根餅の焦ぐる建国記念の日 関口 ふじ
和箪笥の引手の重き余寒かな 谷野由紀子
=入選=
蝦夷地にてテレビで梅の開花見る 山下 之久
梅が香やいつしか共に五十年 大塚 章子
梅ふふむ試飲に巡る酒蔵に 上西美枝子
大宰府から来してふ種の梅ふふむ 田中よりこ
一つ家に玄関二つ梅ふふむ 今村 雅史
鋭き風に蕾の固き野梅かな 板倉 年江
荒庭にひともと香る梅白し 伊藤 月江
コップに挿す堅き蕾の梅一輪 中村 克久
梅が香や光穏しき二月堂 中谷恵美子
紅白の梅の香ほのと慰霊の碑 原田千寿子
切り残せし枝伸びやかに梅古木 谷野由紀子
梅が香や独り歩きで園二周 日澤 信行
梅の香や巫女にいただく大社札 三澤 福泉
たもとほる梅の遅速に風沿ひぬ 髙松美智子
梅咲いて向かふセンター試験かな 山内 英子
梅の香に誘はれ少し回り道 五味 和代
春浅し裏木戸軋む音に覚め 中谷恵美子
春浅し湯煎で溶かすれんげ蜜 関口 ふじ
長短の長靴二足春浅し 日澤 信行
いくたびも雲仰ぎみる浅き春 上西美枝子
浅春や剃刀負けの顎うづく 小澤 巖
隧道を出れば山峡浅き春 中村 克久
春浅し久方振りに庭掃除 西岡みきを
春浅し川瀬きらめく梓川 三澤 福泉
砂浜に人影まばら春浅し 松井 信弘
春淡し流れに鈍く薄日撥ぬ 住田うしほ
小魚船の行き交ふ湖や春浅し 中川 晴美
日はさせど頬刺す風や浅き春 板倉 年江
露天湯の明かり落として雪を見る 山内 英子
船島を指呼に海峡霞たつ 小澤 巖
四百年の五葉の松に春の雪 原田千寿子
下萌や児は母の手を振りほどき 三澤 福泉
エコバッグを持ち歩く妻冬うらら 松井 信弘
静まりて白く明るき雪の朝 田中よりこ
盆梅の手塩にかけし樹形かな 五味 和代
山畑に孤をなす煙寒明くる 浜野 明美
色濃けれどやや小振りなる法蓮草 金子 良子
立春の空に溶け入る高圧線 中村 克久
軽やかにとカットを頼む春心 瀧下しげり
早朝の庭半分にクロッカス 日澤 信行
薄日差す狭庭にふくら雀跳ぬ 西岡みきを
春宵の豚まん匂ふ中華街 春名あけみ
保存樹の芽吹く宮居に力石 角野 京子
斎の膳に色を添へゐる蕗の薹 中川 晴美
近づけば鯉の寄り来る春の川 上西美枝子
古里の妹達の草の餅 藤原 俊朗
浅春や猫展ひらくジュンク堂 伊藤 月江
=佳作=
早世の姉の名冠す亮梅園 瀧下しげり
箸は右はさみ左で梅の花 関口 ふじ
春浅し小指のしびれ繰り返す 斎藤 摂子
春浅し象牙の塔の御茶ノ水 角野 京子
浅春の門灯ややもすれば消ゆ 瀧下しげり
春浅き開田高原木曽の馬 藤原 俊朗
春浅し種々の壁ある再雇用 山下 之久
浅春や一人占めなる殿様湯 島津 康弘
浅春や里の市場は消え空地 うすい明笛
室の津の古墳でありぬ梅林 木村てる代
ディフューザーの湯気の恋しき浅き春 五味 和代
春浅し雨戸繰る音がたつきて 今村 雅史
節分の明けて窓辺に豆八つ うすい明笛
薄氷を撫でては沈む魚の鰭 星私 虎亮
梅の寺一茶の遺す俳句二句 斎藤 摂子
<感想と添削>
原句 起伏富む丘を染めゆく匂草
感想 起伏に、「に」が不可欠です
添削 小阜の起伏を染むる匂草 うすい明笛
原句 すれ違ふ人の振り向き花の兄
感想 振り向き 連用形です。ここは連体形で
添削 すれ違ふ人の振り向く花の兄 星私 虎亮
原句 三年経ちつぼみ含むる枝垂梅
感想 含(ふふ)むは自動詞四段活用。含むるという活用に要一考
添削 三年経ちつぼみの含む枝垂梅 金子 良子
原句 あちこちに野梅咲きそむ背戸の山
感想 そむが終止形、切れてしまいます。切らずに
添削 あちこちに梅咲きそむる背戸の山 西岡みきを
原句 春浅し膝に木彫りの粉こぼす
感想 いい場面です。粉を屑に変えます
添削 春浅し膝に木彫りの屑こぼす 木村てる代
原句 梅咲ひてどこからも海見ゆる街
感想 咲くはカ行。ハ行ではありません
添削 梅咲きてどこからも海見ゆる街 春名あけみ
原句 白梅の匂ふや闇に浮き立ちぬ
感想 やで切らずに続ける所です。つまり一句一章に
添削 白梅の香りて闇に浮き立ちぬ 住田うしほ
原句 梅ふふむ大写ししてまだ硬し
感想 大写し、意味が通ってくれません
添削 ふふみゐる梅にスマホを近づけぬ 斎藤 摂子
原句 大吉の御籤に安堵梅かおる
感想 良い場面だけに惜しい。かをる です
添削 大吉の御籤に安堵梅かをる 松井 信弘
原句 二股の梅の古木や老夫婦
感想 古木だと咲いている印象が少なく、季語として弱いです
添削 二股の梅を見上ぐる老夫婦 藤原 俊朗
原句 まだ素手に冷たき風や春浅し
感想 季重りになりました
添削 襟首をさしくる風や春浅し 浜野 明美
原句 漬物の程よき辛味浅き春
感想 二句一章(取合せ)がきつい印象です
添削 漬物の辛み程よき浅き春 星私 虎亮
原句 椀洗ふ雫に癒えぬ春浅し
感想 雫に癒えぬ 意味曖昧となりました
添削 傷癒えぬ水仕の指や春浅し 髙松美智子
原句 春浅き鄙へつぎつぎ水の音
感想 流れは連続していますので、次々に要一考
添削 春浅きにかそけき水の音 原田千寿子
原句 雲低く垂れこむる朝春浅し
感想 朝と浅しの取合せになりました。切らずに続けます
添削 生駒嶺に雲垂れこめて春浅し 大塚 章子
原句 春浅し腹部エコーの影は濃し
感想 影は、「は」は他と区別して強調します
添削 春浅し腹部エコーの影見詰む 山内 英子
原句 浅春の異国人多き仏具店
感想 中七の字余り、解消したいところです
添削 浅春の異国語多き仏具店 田中よりこ
原句 大雪は三日前ぞよ痛む腰
感想 雪搔に励まれたのでしょうね。ぞよに要一考
添削 三日前の春雪になほ腰痛し 山下 之久
原句 春一番ポン菓子の弾くるごとく
感想 なだらかにしましょう
添削 ポン菓子の弾くるごとく春一番 大塚 章子
原句 路地裏に春椎茸の焼き香
感想 下五の読みが特定できません
添削 路地裏に春椎茸を焼く香り 住田うしほ
原句 初午や喜寿に僅かな願ひ事
感想 僅かな、「な」は口語活用です。本来は僅かなる……
添削 初午や喜寿に小さき願ひ事 髙松美智子
原句 春水は肥後の棚田にくつくつと
感想 切れを入れたいところです。「は」に要一考
添削 春水や肥後の棚田にきらめきぬ 島津 康弘
原句 大筒の御籤を引ける余寒
感想 ミスタイプでしょうか……
添削 大筒の御籤を引ける余寒かな 木村てる代
以上
【次回兼題】
鳥帰る 帰る鳥・小鳥引く・鳥引く
クレソン 川菜・川高菜・みづがらし
自由題
計3句
【選 句】 5句
【投句締切】 4月10日
【投選句先】 中川 晴美
harumi-n@kcn.jp
【発 表】 4月15日
【投句方法】
※作業を円滑にするため、行間を空けずに詰めてご記入ください
※当方からの受信済みの返信メールにて、ご自分の送信したメールの行間をご確認下さい
※下記記入例を参考にメール本文に直接書き込んで下さい
<記入例>
A03山田太郎 ☚選句番号と選者名を空けずに詰めてご記入下さい。三文字の方も同様。
B09山田太郎
C11山田太郎
C25山田太郎
E21山田太郎
数へ日の日ごとに詰まるスケジュール ☚兼題の順にご記入下さい。姓号は不要です。
読みかけの文庫伏せある炬燵かな
たらちねの恙無き日や福寿草